心理テクニック

相手をその気にさせる8つの心理テクニック

ナツキ
ナツキ
いらっしゃいませ!!

合コンで『好きなタイプは?』と聞かれた時、あなたなら、どう答えますか?

ここで一度、あなたが合コンに参加している自分の姿を想像して頂き、そして実際にあなたならどう答えるのかも考えてみて下さい。

「北川景子みたいなキリッとした美人だね〜。」

そうなのです。

実際の合コンでも男性がよくやってしまいがちな間違え回答の代表格と言っても過言ではないでしょう。

女性というものは、例え芸能人が相手でも、嫉妬の炎を心に燃やす生き物だということを、世の男性諸君は全く理解していないのです。

なので、具体的な個人名を挙げるのは、避けるべき。

またロングヘア、色白など、その場にいるメンバーで該当する人、しない人が出てくる回答も、もちろん絶対にNGです。

なぜなら、条件から外れてしまった女性メンバーのテンションは、その一瞬で一気に急降下。場の雰囲気も凍りつくことになるでしょう。

では、この問いに対して世の男性は一体なんと回答すれば正解なのか?

「やっぱり頑張り屋さんな女の人かな〜。」

その場にいるメンバー全員に当てはまる、当たり障りのない答えがベスト。大切なのは誰も的に回さないことです。

「よく笑う子」「一緒にいて楽しい子」「美味しそうにご飯を食べる子」なども心理学的に良い答えと言えるでしょう。

「好きになった人がタイプかなぁ。」

まず大前提として、女性と違い男性は、具体的な情報を提示されないと話に反応することができない生き物です。

単純で分かりやすい答えを用意してあげないと会話は盛り上がらず、「ふ〜ん」で終わってしまいます。

これでは合コンで狙いを定めた彼を射止めることは出来ないでしょう。

「好きなことに夢中になれる人がいいな。」

「それってもしかして俺のこと!?」と誰もが勘違いできるのが重要ポイント。

基本的に男性は趣味でも仕事でも、夢中になったら一直線です。それが原因で恋人と別れた過去を持つ男性も少なくないでしょう。

なので、こんな風な回答を女性がすれば、「私はあなたが大切にしている物事を理解できますよ」という、さりげないアピールができるのです。

今回の心理学における多数の重要コンテンツを知っているのと知らないとでは、人間関係のコミュニケーションに大きな差がつきます。

対人関係での地雷を踏むことなく、自分の意のままに周囲の人たちを魔法のように動かしていく!!これぞ「さらに一大事な心理学」たるゆえんです。

またたくうちに「これだ!!」と、すぐに使えるテクニックに出会えるはずです。他人に仕掛けられる前に、あなたが身につけて、安泰な人生なりますように心から願っています。

Contents
  1. 好意は先出しが鉄則
    1. お土産や会釈も「いいね!」もつい返したくなる、その理由とは…
    2. 「承認欲求」を満たせば、相手には喜び、好意を抱く
    3. 視線、メッセージ、恋愛によく効く「好意の返報性」
  2. 心にしみる褒め方
    1. ほめ=お世辞ではない
    2. 美男女は内面を、お偉いさんはプロセスをほめる
    3. ナガティブ→ポジティブの語彙力を鍛えるべし
  3. 上司の右腕になる心理テク
    1. 自分の手柄はあくまでも上司の手柄とすべし
    2. 報告、連絡、相談の中でも、相談に注力
  4. ライバルからスキルを盗む方法
    1. 「教えてください」は白旗ではない
    2. 賞賛の言葉で相手の極意を引き出す
    3. 「もしかして」「たとえば」、仮定の言葉が呼び水となる
  5. 役立たずな後輩でも、期待をかければちゃんと伸びる
    1. 周りの期待に応えようとする「ピグマリオン効果」とは?
    2. 相手を信じて期待し続けるのが、一番の近道
    3. 彼氏、彼女、夫婦間でも使えるピグマリオン効果
  6. ナンバーワン!で気になる異性にアピール
    1. ナンバーワンは甘い響きで相手に突き刺さる
    2. 相手のテリトリーと心に侵入する手法
  7. 「君だけにしか頼めない」この枕詞でトラブル解決
    1. 「誰か助けて!」は誰も助けてくれない理由とは!?
    2. 「しか」「だけ」は自己重要感を強烈に刺激する
  8. 「ダイレクト」より「人を通して」、相手が満たされる「本当のほめ方」
    1. 陰口ではなく「陰ほめ口」で味方を増やす
    2. 口コミの底力、第三者のアピールは信憑性が高い
    3. 悪口は百害あって一利なし、ほめ言葉は利益しかなし

好意は先出しが鉄則

人なら誰しも好かれたいもの。きっとあなただってそうでしょ?

人は理由もなく誰かに対して好意が生まれる…なんてことはありません。しかし、人間の特性を逆手に取った心理テクニックがあります。

それは、何かをもらったら、人は返したくなるのです。いわゆる『お返し』です。

例えば、学生時代の教室で女の子がお菓子を交換し合っていたように、何かをもらったら人は無意識のうちにその恩を返さなければと感じるのです。

これを通称『返報生の法則』といいます。

お土産や会釈も「いいね!」もつい返したくなる、その理由とは…

ビジネスにおいても、恋愛においても「この人とは特別に仲良くなりたい!」と思ったら、まずはあなたが好意を抱いているというメッセージを送ることが大切です。

なぜなら人は、他人から親切にされたり、施しを受けたりすると、それと同程度、もしくはそれ以上のものを返したくなるからです。心理学では「好意の返報性」としても知られています。

たとえば、あなたが友人や同僚から「旅行に行ってきたので」と、お土産をもらったとしましょう。それは名産のお菓子やご当地グッズなどのちょっとしたもの。「わざわざ探してきた」というわけではなさそうです。

しかしそれでも、あなたのは相手に感謝と好意を感じ、次に自分がどこかに行った際には、相応のお土産を相手に返そうとするでしょう。

好意の返報性は物にかぎったことではありません。職場の廊下で誰かとすれ違う時、向こうが会釈をしてきたら、ついあなたも返してしまいますよね。

フェイスブックなど、SNSにおける「いいね!」をお互い送り合うにも、好意の返報性が影響しています。アイコンタクト、笑顔、挨拶。あなたが好意を相手に送れば相手には好意を返そうという子持ちが働くのです。

「承認欲求」を満たせば、相手には喜び、好意を抱く

私たち人間は、他人に認められたい、ほめられたい、評価されたいという「承認欲求」を抱えて生きています。お土産であれ、「いいね!」であれ、その気持ちを満たしてくれた人を好ましく思うのは自然なこと。

それが褒め言葉であれば、なおさら相手は喜び、あなたに好意を抱きます。とはいえ、あからさまなお世辞や高価すぎるプレゼントなど、今の関係よりも過剰な好意は、相手の負担となり逆効果。

あくまでもさりげなく、かつ確実に、好意を示すのが大切です。そのためにに有効なのが、具体的に相手をほめること

ただ単に「さすがですね」「素敵だね」で終わるのではなく、「プレゼントの声に落ち着きがあってぐっと引き込まれました」「いつもの靴にまで気を使って、オシャレだよね」など相手の個性にフィットしたほめ言葉を用意しましょう。

視線、メッセージ、恋愛によく効く「好意の返報性」

ある研究者によると、「好意の返報性」は特に恋愛の初期段階で効果的に働くそうです。気になる異性に送る、意味深な視線や好意的なメール(LINEメッセージ)が恋を後押ししてくれます。

長時間相手を見つめるなんて難しい、というシャイな方はとにかく目の合う回数を増やすように意識してみましょう。

相手がこちらを見たら、さりげなく視線を外す。一度や二度は偶然で片付けられても、何度も目が合えば、向こうが「なんか見られてる?それとも自分が見ているのかな」と意識し、双方の好意を印象付けることができます

心にしみる褒め方

ほめ=お世辞ではない

よっぽどのひねくれ者か、強すぎる劣等感を抱いているのではない限り、ほめられて悪い気分になる人はいません。だからこそ、相手を喜ばせ、良好な関係を築くためにも、「褒めテクニック」は身につけておいて損はありません。

しかし、「見えすいたお世辞を言うタイプは嫌い」という人が多いのも事実です。

なぜなら、おべっかは両面感情(アンビバレンス)を刺激するからです。両面感情とは、自分の心の中に相反する2つの気持ちが同居している状態を指します。

「気に入られるために、おべっかを使って媚びへつらうなんてみっともない」という気持ちと、「気に入られるためには、おべっかを使うくらいのしたたかさが必要」という気持ち。

2つの感情の葛藤が嫌悪感と変化し、おべっかを使う人に向けられます。

そのため、大袈裟なお世辞をほめ言葉に使うのは極めてリスキー。相手のタイプによって、その状況に即した褒めテクニックを身につけていく必要があります。

美男女は内面を、お偉いさんはプロセスをほめる

いわゆる「高嶺の花」と呼ばれるような容姿にすぐれた人は、ほめられ慣れています。当人にとって「きれいですね」「イケメン!」といった称賛は、ほめ言葉でもなんでもなく、ただの事実確認にしかなりません。

それどころか、「この人も外見にしか注目していない」とガッカリされる場合もあります。

では、どこをどう称えればいいのでしょうか。答えは、外見ではなく内面。「センスがいいですね」「ストイックなんだね」「しっかりと自分を持っていて、尊敬します」などと行った具合です。

男性には「頼りになる」「勇気がある」「しっかりしている」といった力をイメージさせる単語、女性には「細やか」「繊細」「優雅」といったしなやかさをイメージさせる単語が喜ばれます。

高いポストに就いているビジネスマンにも、「すごい」「さすが」といった言葉は必要ありません。そのポストにいたるまでのプロセスを称賛したほうが相手の懐に潜り込めます。

「どうして今の事業に立ち上げようと思われたんですか?」「二度本社から出向されたと聞きましたが…」など、相手が武勇伝を語れるような質問を投げ、述懐してもらうというのもひとつの手です。

ナガティブ→ポジティブの語彙力を鍛えるべし

相手が常に場の中心にいるようなタイプでない場合はコンプレックスとなっているであろうポイントを敢えてほめます。

これも「両面感情(アンビバレンス)」を刺激するテクニック。本人が思い悩んでいる短所を、長所に言い換えてほめることで、「この人は私を理解してくれている」と思わせるのです。

引っ込み思案=慎重、ワガママ=自分に正直、気を使いすぎ=周りをよく見ている。言葉は便利なもので、いくらでも言い換えることができます。普段から意識して、ネガティブ→ポジティブという語彙力を鍛えておきましょう。

上司の右腕になる心理テク

自分の手柄はあくまでも上司の手柄とすべし

「今回の商談、うまくいったのは君のおかげだね」 見事に商談を成立させたあなたに、上司がねぎらいの言葉をかけてくれました。「いえいえ、そんなことありません。まだまだ勉強不足です。これからもご指導のほど、よろしくお願いします。」

あまり自分の手柄を誇るのはいかがなものかと、あなたは謙遜して言葉を返しました。これはやってはいけない会話のパターンです。

謙遜は日本人の美徳といわれますが、わざわざ自分を低く評価する必要はありません。せっかく認めてもらった能力や価値を否定してしまうと、結局、ほめてくれた相手を否定することにつながってしまうからです。

謙遜と謙虚は別物。ほめられたら、まずは「ありがとうございます」と感謝を述べ、次に「これも部長のご指導あってこそです。これからもよろしくお願いします」と、上司の手柄であると強調しましょう。

「自分に花を持たせるなんて、かわいいところもあるじゃないか」と、上司の覚えもめでたくなります。

報告、連絡、相談の中でも、相談に注力

実際はうちの上司、なにもしないんだよな…と不服に思われる方もいるかもしれません。たしかに「ダメ上司」は存在し、仕事の障害にもなります。

しかし報告を怠る、会議で異論を唱えるなど、なにかと反抗的、もしくは明らかに自分を見下している部下に対して、上司も好意を抱くはずはありません。好意と同様、悪意にも返報性があるのです。

人間的に尊敬できない上司であるならば「自分が転がしてやる」ぐらいの気持ちで割り切り、「従順な部下」に徹しましょう。面倒でも報告、連絡、相談はこまめに行い、中でも相談に力を入れます。

たとえ自分ひとりで問題なくこなせそうな案件でも「このままのスケジューリングでいいか、アドバイスいただけますか?」「お客様への対応につて、ちょっとご相談したいのですが」といった具合に助言を仰ぎましょう。

人は頼られれば悪い気はしません。「自分は相手に信頼されている」という満足感を覚え、ひいては頼み事をしてきた人への好意も生まれます。

心の中ではペロリと舌を出していても、謙虚な言葉と姿勢をもって上司に接すれば、おのずと評価が上がり、「側近の部下」への道は開けるのです。

ライバルからスキルを盗む方法

「教えてください」は白旗ではない

どこの世界にも、効率よく仕事をこなす人はいるものです。いわゆる「ヤリ手」のビジネスマンですね。彼らは独自のスキルやテクニック、方法論を持ち、きちんと実績を残していきます。

そのスキルをぜひとも真似して業績を上げたい、と誰もが思うものですが、そこは生馬の目を抜く競争社会。デキる人間こそ、ライバルを増やしてなるものかと、なかなか手の内を明かしてくれません。

そしてあなた自身も、教えを請うのは相手に白旗を揚げているようで、なかなか気が進まないでしょう。しかし、そこは割り切りが大切。

今は相手が上でもいつか抜いてやればいいだけのこと。教えを請うのは、戦略のひとつでしかないのです。

賞賛の言葉で相手の極意を引き出す

では、どのようにして相手から成功の秘訣を引き出すか、ここからが心理学の出番になります。仕事にせよ勉強にせよ、モチベーションが高く、成績優秀な人はお金や物などの物理的報酬よりも、達成感や充実感など、精神的報酬を求めて動いている場合が多いといえます。

そのため、第三者からの賞賛の言葉は、彼らのプライドを満たし、理性を痺れさせる麻薬のようなもの。

「難しいクライアント相手に契約成立とは、さすがですね。僕ならあきらめていたと思います。

やっぱりうちのエースですね」というように、まずは素直に、自分が相手の仕事を評価している事実を伝えます。そのうえで「今回も含め、仕事の秘訣や極意を教えてほしいんですが」と誘いかけましょう。

あなたの賞賛の言葉で機嫌が良くなった相手が、いろいろと話してくれます。

「もしかして」「たとえば」、仮定の言葉が呼び水となる

とはいえ、ほめ言葉が通じない、手強い相手もいるでしょう。そんな時に併せて使いたいのが「もしかして」「たとえば」といった仮定の言葉です。仮定の言葉を枕詞に問いかければ、不思議なことに相手は直接的に質問されていると感じません(仮定型質問)。

「もしかして、クラアントとの信頼関係を築くために、何か心がけていることがあるんですか?」「たとえばの話ですけど、休日も完全にオフというわけではなく、仕事をしているんですか?」というようなイメージです。

「もしかして」「たとえば」「仮の話ですが」といったオブラートに包んで核心(極意)を突けば、あくまでも仮定の話となるため相手も気軽に構え、ガードがゆるくなります。

この方法は、仕事のライバルにかぎらず、やたらと異性にモテる人、成績の良い人にも有効です。教えを請いつつ、仮定の話で引き出した相手のテクニックを盗んでしまいましょう。

役立たずな後輩でも、期待をかければちゃんと伸びる

周りの期待に応えようとする「ピグマリオン効果」とは?

人は周りからポジティブな期待をかけられると、その期待に応えようとし、実際に伸びる。これは、「ピグマリオン効果」と呼ばれる現象です。1964年、アメリカの心理学者であるロバート・ローゼンタール教授によって証明されました。

「特別なテストの結果により、非常に知能の高いことが判明した生徒がいる。この生徒は必ず成績がアップする」と、嘘の情報を教えられた教師が、その生徒に大きな期待をかけた結果、実際に生徒の成績が驚くほど向上したのです。

生徒は無作偽に選ばれており、特別に頭が良いというわけではありませんでした。「ピグマリオン」とはギリシャ神話に登場する、大理石の女性像に恋をした王の名前です。

女性像を妻にしたいと願い続けた結果、象は人間となり、王と結ばれました。願いや期待をかけられた相手が理想の姿に変身するという点が共通していることから、「ピグマリオン効果」の名前がつけられたのです。

相手を信じて期待し続けるのが、一番の近道

遅刻グセ、サボりグセ、反抗的な態度、無気力な態度。何かと手のかかるダメダメな後輩や部下にこそ、ピグマリオン効果を狙いましょう。

「君はどうしても朝が弱いんだね」「どうせ取引先との付き合いは、そこまで重要に考えていないんだろ?」など、ついつい嫌味や愚痴のひとつも言いたくなりますが、そこはグッとこらえるのが得策。

人間心理には、ピグマリオン効果とは反対に、ネガティブな期待をかけられると、その通りにしかならないという「ゴーレム効果」も働くからです。ダメな後輩をその気にさせるのに必要なのは、強制でも嫌味でもなく、期待そのもの。

しかも、なんの担保も報酬も求めない、無条件の期待です。「少しずつ遅刻が減っていくよう、期待してるよ」「無理なら仕方ないけど、今度飲み会に顔を出してくれるのを、先方も楽しみにしていたよ」のように言葉をかけ続けましょう。

すぐに効果があらわれなくても、いつかは必ず自分が期待されていることを喜び、応えようとします。裏切られても、肩すかしを食らっても、期待をかけるのをやめないようにしましょう。

彼氏、彼女、夫婦間でも使えるピグマリオン効果

ピグマリオン効果は部下や後輩といった会社での人間関係だけでなく、恋愛や夫婦関係にある男女でも活用できます。

相手に「ここを直してほしいな」という点があったら、不満をぶつけるのではなく、一般論としての希望を伝えましょう。

疲労癖があるならば「やっぱり節約もある程度できた方が、男は長く付き合いたいと思うよね」ファッションセンスがいまいちならば「ファッションだけが重要だとは思わないけど、やっぱりオシャレな人って憧れるかも」といった具合です。

相手はあなたの期待に応えようと、なんらかの努力をはじめるに違いありません。

ナンバーワン!で気になる異性にアピール

ナンバーワンは甘い響きで相手に突き刺さる

私たちが「承認欲求」を抱えて生きている限り、誰だって「その他大勢」にはなりたくないものです。つまり、経歴や職業、性格や趣味嗜好など、あらゆる「自分らしさ」を他人に認めてほしいと願いつつ生きているともいえます。

そのため、合コンや異業種交流会などで出会った意中の相手の「らしさ」を認め、ほめることができれば、「自分を理解してくれる特別な人」としてあなたを印象づけられます。相手の「らしさ」を認め、自尊心を絶妙にくすぐる魔法のワードが「ナンバーワン」です。

「人気ナンバーワン」「支持率ナンバーワン」といったポップが揚げられていると、人はその商品に釘づけになります。「ナンバーワン」という響きには、注目度を上げ、記憶に爪痕を残す効果があるのです。

自分の評価に対しても同様。「ナンバーワン」と言われると、人は不思議と誇らしく、うれしさを覚えます。だからこそ、「あなたは気づかいナンバーワンですね!」「いちばんオシャレに気を使っていますね」といったほめ言葉が、相手の心に響くのです。

さらに、ただ漠然と「ナンバーワン」と伝えるだけでなく、「今日のメンバーで」「僕が今まで出会った人の中で」などと、比較した対象を具体的に言い添えると、格段に説得力がアップします。

また、自分の主張を印象づけるために、視線も活用しましょう。前例の会話ならば、「僕が今まで出会った人のなかで」では目を逸らしておき、目を合わせてから、「気づかいナンバーワンですね!」と言うのです。

目を合わせて伝えることで発言が強調され、相手の心にグサっと突き刺さります。

相手のテリトリーと心に侵入する手法

人間は、相手との関係性によって変化するパーソナルスペースを持っています。そしてパーソナルスペースは、相手と親しい関係であればあるほど狭くなるという性質があります。

心を許した相手とは密着できても、満員電車で乗り合わせた、見知らぬ人との接触にストレスを感じる原因はここにあります。

会話のポイントを強調したい時、一瞬だけ適正なパーソナルスペースを飛び越えて話せば、強い印象を残すことができます。

隣り合っているなら身を寄せて身元で、対面しているならさりげなく手に触れつつ「ナンバーワンだね。」そんな風に相手に伝えれば必ずあなたを特別に意識してしまう。

それが人間の性質なのです。

密着関係 とても親しい人に許される空間
近接相(0~15cm)

抱きしめたり、体全体を相手に預けたりできる距離。匂いや体温を感じられる。

遠方相(15~45cm)

相手に手が届く距離。

個体距離 相手の表情が読み取れる空間
近接相(45~75cm)

手を伸ばせば相手に触れられる距離。親しい相手ならばストレスを感じない。

遠方相(75~120cm)

お互いが手を伸ばせば触れ合える距離。

社会距離 ビジネスシーンに適した空間
近接相(120~210cm)

身体的な接触は困難。知らない人同士が話したり、商談相手の対応をしたりする場合に用いられる距離。

遠方相(210~360cm)

プレゼンや会議などに使用される距離。初対面の相手ともストレスを感じにくい。

公共距離 複数の相手が見渡せる空間
近接相(360~750cm)

表情の変化は分かりにくいが、基本的なコミュニケーションは取れる。個人的な関係は築きにくい。

遠方相(750cm以上)

ジェスチャーや大声など、通常のコミュニケーションでは使わない大振りな動作が必要な距離。

「君だけにしか頼めない」この枕詞でトラブル解決

「誰か助けて!」は誰も助けてくれない理由とは!?

どうしても急ぎで資料をまとめなければいけない、明日のシフトの調整ができない…。そんな時、ビジネスにおける『困った』は予告なしで突然目の前に降りかかってくるもの。

自分一人ではどうしようもない、そんな時は当然誰かに頼まなくてはなりません。

では実際にあなたが誰かに依頼するとしましょう。職場で同僚や部下に聞こえるように…

「申し訳ないんだけど、誰か○○しれくれないかな?」

そんな風に呼びかけたとしましょう。

しかしこれでは残念ですが、賢い方法とは決して言えません。『誰か』と対象を曖昧に表現すると、呼びかけられた側には『自分じゃなくても大丈夫だろう』という傍観者効果が働きます。

人通りの多い道端で誰かが苦しんでいても、すぐに助けようとする人が実際には少ないのには、この傍観者効果が無意識に脳内で働いていたためです。

しかし、こんな風に伝えてみた場合はどうでしょう…

「そこの青いシャツを着た方、救急車を呼んで下さい!」

すると、依頼されているのが『自分だ!!』と明確に分かるのです。すると案外、相手は即座に行動に移してくれるものなのです。

「しか」「だけ」は自己重要感を強烈に刺激する

だからこそビジネスにおける頼み事も、傍観者効果が働かない状況で行います。一対一で、複数人に頼むなら一つのチームとして。

そして、何よりも相手が積極的に、あなたのために力を貸してくれるような頼み方をします。

人間は誰でも、他人から必要とされたいという欲求が(自己重要感)を持っています。また、自己重要感が満たされると、とても幸せな気持ちになることができるのです。

あなたの頼みことを聞いてもらいたい場合は、相手の自己重要感にポイントをおきましょう。

あなたが相手をとても頼りにしていること、必要としていること、それを相手にしっかり分かるように、明確に言葉にして伝えてあげる必要があるのです。

これを怠惰にサボってしまうと…

「困っている時に、たまたま近くにいたから頼んできたんだなぁ。自分じゃなくても別にいいんだろうけど、しょうがないから引き受けてやるか。」

こんな風に相手に感じさせてしまうのです。賢明とは言い難いですね。これでは仕事の仕上がりにも高いクオリティは望めないでしょう。

相手の自己重要感を満たすために、具体的にはどんな風に相手に伝えれば良いのでしょうか。

例えば「君だったらうまくやってくれると思って頼むんだけどさ…」や「お前にしかできない仕事があるんだけど…」「君たちだけが頼りなんです」

といった言い回しで、代わりがいない旨をさりげなく相手に伝え、同時に信頼感も伝えてあげます。

頼み事の内容を明かした後で、「君だから」と付け加えても、取ってつけた印象が先立ってしまい、自己重要感に働きかける効果が半減してしまいます。

なので、重要なことは先に伝えてあげましょう。そして注意しましょう。

自己重要感が満たされる頼み方をされた相手は、あなたの力になりたいとやる気になります。

時には、依頼内容以外のタスクを積極的に行い、思った以上の成果を上げてくれるかもしれません。

もちろん、相手が引き受けてくれた時、そして、依頼をはたしてくれた時には、心からの感謝のお礼を言うのも忘れずに。

例え不首尾に終わっても、あなたのために時間を使って、力を貸してくれた訳ですから、絶対に相手を責めるような言動は慎みましょう。

「ダイレクト」より「人を通して」、相手が満たされる「本当のほめ方」

陰口ではなく「陰ほめ口」で味方を増やす

誰もが、人間関係のトラブルは避けて通りたいものです。仕事でも勉強でも、目の前のやるべきことに集中できれば、パフォーマンスは向上します。

しかし、そうはいかないのが世の常。勝手にライバル視してくる同僚、生意気な後輩、理不尽な要求ばかり言ってくる上司…。あなたの周りには、「敵ならざる敵」があふれています。

そういった、ちょっと面倒な人たちは、陰口ならぬ「陰ほめ口」で味方にしてしまいましょう。

第三者を通じて得た情報や噂話のほうが、ダイレクトに伝えられるよりも信じやすくなるという「ウィンザー効果」を利用します。

口コミの底力、第三者のアピールは信憑性が高い

「当店のハンバーグは絶対に美味しいから食べて下さいよ!」(店員)

「あそこのお店のハンバーグ、おいしかったよ」(ネットの口コミ)

どちらも「お店のハンバーグが美味しい」という情報は同じですが、客をお店に向かわせる力が強いのは口コミです。

これこそがウィンザー効果。

利害関係のある当事者のアピールよりも、関係のない(と思われる)人のアピールのほうが、私たちの心に響くのです。

だからこそ、面倒な人を味方にするためには、当人のいない所でほめておく必要があります。

面と向かってはゴマスリと取られかねない賞賛の言葉も、人を通して届けば「あいつ、俺のことをそんな風に」と、一気に心のガードがゆるみます。

飲みの席や、ふとした雑談の時間、あなたを悩ませる面倒な人が話題にのぼったときこそ絶好のチャンス。すかさずほめましょう。

「ちょっと口うるさいところは、面倒見の良さの裏返しなのかもね」「空気が読めないってよりは、自分の世界を大切にしてるんじゃないの?」など、ネガティブからポジティブな言葉への言い換えは、ここでも役に立ちます。

ただ、話題を口にした人物を新たな敵とはしないよう、誰の発言も強く否定せずにほめるのもポイントです。

悪口は百害あって一利なし、ほめ言葉は利益しかなし

陰ほめ口は、種を巻くようなもの。もしかしたら、当人にあなたがほめていた、という事実が伝わることはないかもしれません。

しかし、その場にいた誰かが「…とほめていましたよ」と雑談のなかででも伝える機会があれば、種は芽吹き、花開きます。

あなたへのイメージは一気にプラスに転じ「敵ならざる敵」だった相手は、いつしか強力な味方となってくれるのです。

また、素直に誰かをほめられる人間を、多くの人が好ましく思います。

ターゲットを絞った陰ほめ口とはいえ、その場にいるすべての人の好感度を上げることもできてしまいます。

悪口は百害あって一利なし。

ほめ言葉を有効活用して、自分への好意を高める手段としましょう。

最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

ナツキ
ナツキ
あなたの人生に素敵な勝利が訪れますように

KIYORA Group
メンタリストのための心理学 主任
桃園 ナツキ(ももぞの なつき)