心理テクニック

自分の評価をブチ上げる心理テクニック10選

ナツキ
ナツキ
いらっしゃいませ!!

世の中には”いつも損ばかりしていると感じている”と思っている人はたくさんいると思います。

友達の顔をして足を引っ張る同僚、「その気」を見せて愛想だけはいい彼女、もっともらしいことを言いながらいつも振り回す上司…。

せちがらい現代社会、真面目だけでは損をします。お人好しではなめられます。世間の荒波を渡るには、それなりの「したたかさ」が必要なのです。

相手を見抜き、うなずかせ、最後は出し抜くー。

他人を思い通りに操るにはコツがあり、仕掛けがあり、理由があります。それを知っているか知らないかで、主役になれるのか、脇役のままで終わるのか、大きな差となって表れるのです。

”真面目”、”優しい性格”で損をするのはもう終わりにしましょう。

今回は、ちょっと言葉は悪いですがワルの心理テクニックで相手をコントロールする処世術のお話をします。

そして相手の心理を読みながら、それを巧みに利用するヒントが満載です。

◆努力せずに自分の株を上げる方法を知りたい!
◆相手からYESを引き出す交渉術を知りたい!
◆自分の見方を増やす掌握法を知りたい!
◆ピンチのときに、うまく切り返す一手を知りたい!
◆異性を振り向かせる絶妙な振る舞い方を知りたい!
◆恋の駆け引きにかならず勝手に仕掛けを知りたい!

こんな「知りたいに」答えているのが今回の内容です。これまで「貧乏くじばかり引いてきた」というあなたにぜひ読んでほしいのです。

そして仕事も恋もし主役の座を勝ち取ってほしいと願っています。

自分の評価をブチ上げる心理テクニック10選

誰も褒めない部分を褒めてあげる

人は基本的に褒めてくれると嬉しいと感じるものです。

受付の女性に「今日も綺麗だね」とひと声かけるだけで、その後の対応がグッと優しくなった…、なんてケースも少なくありません。

お世辞だと内心ではわかっていても、人は褒められると嬉しいもの。これは女性であれ男性であれ同じです。

ですから、上司や取引先の人に目をかけられたいのなら、とにかく褒めるに限ります。ただ、どうせ褒めるなら効果的な褒め方をすべきです。

仕事ができる上司に「仕事ができますね」と褒めても効果は薄いでしょう。聞き飽きているでしょうし、本人も自分も仕事ができる人間だと自覚しています。

これは、美人に「美人ですね」、有名大学卒業生に「勉強ができますね」と言っているようなもの。

「わざわざ言われなくてもわかっています。というわけで、あまり効果は見込めません。

そもそも仕事に対する評価は、上司が部下に対して行うものです。部下が上司にするものではありません。

上司に向かって「さすが、仕事ができますね!」と褒めたところで、「部下のくせに上司を評価するな」と、気持ちを逆なですることになりかねません。

では、効果的な褒め方とは、どうすればよいのか。それは本人すら自覚していない長所を探して褒めることです。

つまり、ほかの人からは褒められたことがないだろうと思える点を褒めればいいのです。

そのときちょっとしたコツがあります。それはディテールのある言葉を使って褒めること。

たとえば「いつも姿勢が良くて、堂々としていらっしゃいますね」「ネクタイ、いつもシャツと合わせていてお洒落だと思います」「課長の声、渋いですね」と言った具合です。

どうせ褒めるなら、ちょっと頭を使って、他人がしない褒め方をすべきです。

上司がふと評価してしまう力の出し方

「上司に高く評価してもらいたい」。そう思うのは誰もが同じです。でも、人と同じことをしていては、そう簡単に高い評価を得ることはできません。

無論、結果を出すのがいちばんですが、それには相当の努力が必要です。だからこそ与えられた仕事に、とにかく懸命に取り組んで認めてもらえるよう日々頑張っているという人が多いかもしれません。

でも残念ながら報われない。努力していなさそうな隣のヤツに限って上司の評判がよかったりする。なんとも理不尽な現実です。

努力しているのに上司の評判が低いという人は、努力しているポイントが悪いのです。なにも上司の前で努力しているフリをせよと言っているのではありません。

そんなことをしてもすぐにバレます。なにより周りを敵に回してしまいます。

そこで、能率よく効果的に高い評価を得る努力を考えましょう。「ここぞ!」というときに努力をすれば、無駄な労力をかけずに上司の評価を上げることができるのです。

それはチームで行こなう仕事の際に、あえて全力投入すること。

こう言うと、「それこそ無駄だろう」という批判の声が聞こえてきそうです。チームの仕事では、その仕事の評価は全員に与えられるから、全力投入しても意味がないと思ってしまうからですね。

でもちょっと待ってください。

たしかに人は集団で何かを行おうとすると、「自分がやらなくても、ほかの人がやる」と考えてしまうものです。

ひとりならば無理をしてもがんばることでも、集団ならばついつい他人に託してしまう。これが人間の心理です。結果、自分も手を抜いてしまい、全力を出さなくなるのです。

でも、あなたがそうなるということは、翻ってほかの人も同じように手を抜いているということです。ここにこそチャンスがあります。

つまり、その局面で自分だけ力を入れさえすれば、それだけ抜きんでて見えるはずです。

ライバルは力を抜いているわけですから、こちらが本気でやれば、たとえ相手の実力が上であっても、その人と同等、あるいは上位に見せることが可能だというわけです。

実際にこんな心理実験があります。

ドイツの心理学者リンゲルマンが綱引きで証明したところによると、1対1の勝負で出す力を1とすると、2人1組では0・93、3人では0・85、8人だと0・49だったという結果が出ています。

つまり、人は8人集まって何かをすると、実力の半分以下の力しか発揮していないのです。これは「リンゲルまん現象」と呼ばれています。

この人の性を知らない上司は、とにかく人数を投入すれば仕事が早く終わる、片がつくと考えて、多くの人数を投入しようとするものですが、結局は一人一人が手を抜いてしまうわけですから、効率は人数に比例しません。

ライバルたちは実力を出し惜しみしているのですから、そんなときこそ意識して仕事に力を入れてください。

自然と目立ちます。上司の目に止まるチャンスが出てくるというものです。

「君が人一倍がんばってくれたから、効率よくできたよ」なんて声をかけてもらえるかもしれません。努力するポイントを間違えない。これが自分の株を上げる方法です。

万一、その仕事が芳しくなかったら、チームで行った結果なのですから、そのときは責任をチームで引き受ければいい。

成果が上がったときの評価は自分に、失敗したときの責任は皆さんで。

チームプレーこそ、自分の評価を高く見せるのに絶好のチャンスなのです。

手抜きをして好感度を上げる

手を抜きながらも評価を上げる方法をもう少し見ていきましょう。成果を上げるために、ひたすら全力投球してもがくのは時間と労力の無駄。

効率よく、しかも労力の何倍も成果を出す方法を考えるべきです。じょうずに手を抜いて、無駄な時間と労力をカットする方法…そんな方法を考えてみましょう。

たとえば自分が担当の取引先。とくに気に入ってもらえている取引先の場合、事あるごとに呼び出され、ご機嫌伺いに行く回数が増えてしまうものです。

でも日参したからといって、そうそう成績が上がるものではありません。正直、そんなことに時間をとられて困るなぁと思うこともしばしばでしょう。

かといって、相手が来いと言っているのに無視するわけにもいきません。行かなければ、ご機嫌を損ねてしまいます。さあ、どうしましょう。

そこで目をつけるべきは自分の部下、もしくは後輩です。まずは部下をひとり決めて、取引先へ連れていきましょう。

自分を気に入ってくれている取引先の人に部下をあわせ、相手が自分を気に入っていることを見せつけてください。

その帰り道に、「あの担当者さんに気に入られているのは嬉しいんだけど、話が長くなってしまうんだよな」などと、「気に入られている」アピールをしておくとよいでしょう。

部下から「ほんと、気に入られていますよね」といった答えを引き出せれば十分です。その後は部下に活躍してもらいます。

次回からは、部下を代わりに取引先に行かせ、自分は会いたがっていたのだが、急な出張で来られなくなったとでも言ってもらいます。

また、仕事の打ち合わせをする際は、「〇〇と話し合ったところ…」といった具合にあなたの名前を挟ませて、つねにあなたの意思が入っていることを取引先に伝えるよう指導しておくことです。

部下には「俺の名前を出した方が、スムーズに進むから」とでも言っておけば、部下も積極的にあなたの名前を使うはずです。

これだけで、あなたは取引先に行かずしてよい印象を相手に与えることができるのです。

「行かないのに印象が悪くならないのか?」と思うかもしれませんが、ミソは自分の名前を部下に言わせることにあります。

人は接触する回数が増えると、その相手に印象を持つという実験結果(単純接触効果)があるのですが、これは直接会わなくても、その人の名前や話題を出すだけで同様の効果があるのです。

テレビのコマーシャルで商品名を頻繁に耳にすることで、その商品に親しみを持たせるのも、選挙で立候補者が自分の名前を連呼することで、その候補者に親近感を持つのも同じ原理です。

ポイントがはふたつ。取引先に気に入られているということと、部下を選ぶときに話ができる人材を選ぶこと。

好感触の取引先でなければ、この方法は難しいかもしれません。

取引先にとってあなたの印象がそもそも薄くては、何度名前を出してもらったところで好印象につながらないからです。

また部下にいくら話題を振りまいてこいといっても、話ができない部下では、「君では話にならない。上を出して」ということになり、かえって心証を悪くします。

人選が大事です。まさに部下は使いようです。

こうして普段は手を抜き、契約など重要な話し合いの際には、あなたが颯爽と現れればよいのです。

先方にしてみれば、あなたがやっと直接訪ねて来てくれたのですから、好感度はさらに増すというものです。

ただ、あまり部下任せにしておくと、部下の方が気に入られてしまうなんて事態も起きかねませんから、手抜きのし過ぎはいけません。要所要所は押さえてくださいね。

ウワサを流してもらい上司に気に入られる

上司から交換を得たいものの、上司の後ろをついて回っておべっかを使うのは気が引けます。

とくに同僚からの白い目が気になりますね。へたをすれば、足を引っ張られかねません。見え透いた手だと思われず、上司から好感を得たい…、そんなときはどうすればよいのか。

それは第三者をうまく使うことです。第三者を利用して、間接的にごまをするのです。

まずは、ちょっとお調子者で口の軽い、またはウワサ好きの同僚を集めましょう。彼らと飲みに行ったり、世間話をしたりするときに、折に触れて上司の話を持ち出すのです。

たとえばこんな具合です。

「課長は厳しいけど、やっぱりデキるよね。なかなかあそこまでデキる人ってそうそういないよ」「あの人は細かいところがあるけれど、気遣いの人だよね。ほんとよく部下のことを見てると思う」

こんなふうに、雑談のどこかで「私は尊敬しています」メッセージをにじませればいいのです。このとき、褒め言葉のなかにマイナス要素を付け加えておくことがポイントです。

いわばこれは隠し味。こうすることであなたが本気でそう思っていると、話に信憑性を増す効果があります。

「厳しい」「細かい」部分があるが、それを補っても余りあるプラスがあると、暗にアピールするわけです。

ひとつ注意するなら、同僚の口車に載せられないように。

仲間同士で話していると、ついつい上司の悪口が出やすいもの。「いやいや、この間なんか取引先に行ったとき…」と同僚の悪口が始まっても、同調してはいけません。

そこはさらりと「まあ、そういうこともあるかもしれないけど、やっぱり勇気があると思う」などと、同僚の言葉を否定せずにやり過ごしましょう。

あとはしばらく待っていればいいのです。

お調子者の同僚が、いずれその上司の耳に入れてくれます。「この前、営業三課の○○と飲んでいて、××課長のことをすごく…」のような具合です。

同僚から間接的に「尊敬してる」と聞いた上司はどう感じるか。まさかあなたの戦略だとは思いません。

上司に直接行ったのであれば「お世辞」と捉えられますが、間接的に伝わることで真実味が増し、本気でそう思っているのだなと感じるはずです。

そうすればしめたもの。尊敬している言われて嫌な気がする上司などいませんから、あなたへの好感度は確実に上がるのです。

上司へのごますりは、第三者を介在させるに限ります。

自分を売り込むときは相談をもちかける

自分が有能であることを上司にわかってもらいたい。こんなとき、ついつい自分の能力がいかに高いかを説明したくなってしまいます。

でも、それをストレートに伝えたところで、鼻持ちならないヤツとレッテルを貼られるのがオチでしょう。賢い方法ではありません。

「この前のプロジェクトでは、私が取引先と交渉して売り上げにつながりました」これでは傲慢な印象を与えてしまいかねません。

言葉で伝えるというのは、意外と難しいものです。でも、どうにかして上司に自分の能力を伝えたいー。

それにはちょっとしたコツが必要です。自分をアピールしながらも、悩みを相談するセルフを入れるのです。

効果が高いのは、まだお互いをあまり知らないタイミングで持ちかけることです。転職や配置転換のあとなどが絶好のタイミングでしょう。

たとえば転職した後、新しい上司に、「前の会社ではつねにグループ内の営業成績は一位だったのですが、じつは私、ちょっとあがり症のところがありまして…。それを防ぐ良い方法はないでしょうか」といった具合です。

これで自分が前職では優秀な営業マンであったことを伝えながらも、自分の至らない部分を打ち明けることで、自慢している印象を打ち消すことができます。

配置転換した後なら、「企画部ではそれなりの経験もあり、表彰もされたことがあるのですが、営業の仕事は初めてですので、企画での経験が活かせるか少々不安を感じています」

わざわざ自分の弱点や不安を並べることがポイントです。自分に都合のよい話ばかりをしても信憑性がありません。

自分の有能性を述べながらも、弱点や欠点を少し付け加えれば、一方的に都合のよい話ではないぶん、ぐっと信憑性が高まるというわけです。

このとき求めるアドバイスは、別段本当に悩んでいることである必要はありません。当たり障りのない相談事を持ちかければいいのです。

また相談するという姿勢には、もうひとつの効果があります。

相談された上司は、自分が相手に信頼されている存在だと感じます。尊敬されているからこそ、自分を相談相手に選んだのだろうと勝手に思い込むわけです。

上司の自尊心をくすぐるわけですね。あなたへの親近感も生まれます。

相談をした後は、フォローを忘れてはいけません。

「課長のアドバイスのおかげで、契約が取れました。ありがとうございました」

「おかげさまでうまくいきました。部長のおかげです。ありがとうございました」

このようにその都度、報告とお礼をするのです。

別に上司のおかげではなくても、このちょっとしたフォローが上司をますます喜ばせ、加えて自分が仕事を成功させたことのアピールにもなるのです。

これを使わない手はないでしょう。

相談は一度だけでなく、なにかある度に、「ご相談させてください」「ご意見を伺いたいのですが…」と上司に接近してください。

相談するときは、自分の意見を挟み込むことを忘れずに。ただ上司の意見を聞くだけでは、判断力がないと思われてしまいますから。

上司を味方にするには真似る

出世をしたいと思ったら、自分を支援してくれる人を増やすに限ります。

よほど優秀な人なら孤高の戦士で渡り歩けるでしょうが、われわれ凡人は、失敗もしますし、困難にぶつかることも少なくありません。

こんなときに頼りになるのは支援者です。上司を支援者にできれば言うことなし。上司を味方につけてしまいましょう。

ごく簡単な方法があります。それは、その上司の真似をすること。

人は気の合う相手や好きな相手と似てくる傾向があります。しぐさや言葉の調子、間合いのとりかたなどがそっくりになるのです。

事実、長年連れ添った夫婦は、動作がなんとなく似ているものですし、愛し合っている恋人同士の雰囲気や印象が似てくるのもそのためです。

これは「シンクロニー傾向(同調傾向)」と呼ばれています。

たしかに人は、自分と似ている人に好意を抱きやすいので、似ているもの同士が夫婦や恋人になるケースもありますが、

それよりも、好きな人に近づきたい、好きな人に共感したいという心理が働くことによって、無意識に相手の真似をし、やがて自然に似てきてしまうのです。

「受け入れます。私はあなたと同じです」という気持ちの表れですね。

この「真似をする」という行為を、支援者となってほしい相手に意識的にやってみることです。しぐさや言葉遣いなどを意識的に真似するだけですから簡単です。

相手が上司である以上、手本とすべき人物であるはずですから、取引先との交渉の仕方や話し方、電話でのやり取りなどが似ていても、決して不自然ではありません。

むしろ尊敬の証だと思ってくれるはずです。

数ヶ月もすれば効果が目に見えてきます。無意識に自分に共感してくれていると感じとり、自ずと心を開いてくれるのです。

これで上司はあなたの支援者です。おおいに利用してください。ただ、ターゲットとする上司は、出世株で、社内に影響力を持っている人に限ります。

うだつが上がらず、周囲に信頼のないような上司は真似ないように。

握手をして心理的距離を縮める

ビジネスにおいて仕事の話はソツなくできるのに、心理的距離をなかなか縮められないという人はいませんか。

これでは、ライバルより一歩先んじることはできません。ビジネスライクの付き合いだけでうまくいけばよいですが、そういかないのが現実。

相手に親近感を持ってもらうことで、仕事が有利に進むことは少なからずあります。ここは相手との心理的距離を縮める方法を考えてはどうでしょうか。

なにも難しい話ではありません。仕事であれ、所詮は人と人。実にシンプルで簡単な方法、それが「握手」です。

人は相手との関係によって距離のとり方を自然に変えています。たぶん聞いたことがあると思いますが、人は自分の周囲に「パーソナル・スペース」と呼ばれる空間を持っています。

ここで簡単に復習しておきましょう。

アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、0・45メートル以内を密接距離、0・45〜1・2メートル以内を個体距離、1・2〜3・6メートルを社会距離、3・6メートル以上を公衆距離と区分しました。

密接距離は恋人や配偶者、家族といった親しい人だけが入れるスペース、個体距離は友達や恋人未満といった手を伸ばせば触れられるスペース、仕事関係の顔見知りなどは、社会距離か公衆距離を保つというわけです。

ビジネス相手の場合、この社会距離や公衆距離を保っておけば、相手に不快感を与えず、ある意味安心なのですが、その代わり、いつまでたっても相手と距離を縮められないということになります。

これは逆に言えば、その距離を打ち破れさえすれば、相手とグッとお近づきになれるという意味でもあります。

だから「握手」なのです。

相手ならば、ごく当たり前に近寄って、しかも直接のスキンシップができるのです。

さすがに初対面とはいかなくても、二度目か三度目に会った先方であれば違和感なくできると思います!

商談を終えて帰りの挨拶をする際、さりげなく近づき、握手を求めてみるのです。このとき、表情は軽く微笑んで。にやけ過ぎても、硬すぎる表情でもいけません。

突然握手を求められた先方は一瞬戸惑うかもしれませんが、笑顔で差し出された手を無視する人はいません。

なにより、商談相手の手を無視したら、社会人としての品位が問われます。かならず相手も手を差し出してくれるはずです。

日本人は欧米と違い、握手をする文化がないので、そのぶんインパクトの強さは抜群です。

「本日はありがとうございました。よろしくお願いします」とお辞儀ですませるより、握手のほうがよっぽど相手に強い印象と、あなたのぬくもりを与えることができます。

まさに相手の懐に飛び込む作戦といえるでしょう。

ただし、この作戦を実行するときは、二つのことに注意してください。

ひとつは、相手が異性であるとき。いまや握手だけでもセクハラととられかねない時代です。

下心があるなどと思われたら、うまくいくビジネスもうまくいきません。相手が異性であるときは、不用意に手を出さないように。

もうひとつは、清潔な手であること。汗のにじんだ手で握手を求めたりしたら、それこそ嫌悪感を抱かれてしまいます。

清潔第一。笑顔も手も、すがすがしい状態で相手に手を差し出してください。相手の手を握るだけで、相手の心を掴んで、そして仕事をもとれるなら簡単なものです。

初対面ではとにかく笑顔で

ビジネスでは初対面の人と顔を合わせることは多々ありますね。初対面という場面こそ、あなたの印象を大きく左右するので、気を抜いてはいけません。

はっきり言って人は、相手を見た目で判断します。「人は外見ではない。中身が大事」などと言いますが、それは付き合いが深まってからの話。まずは外見からです。

そもそもビジネスの付き合いで、相手の中身までうかがい知れる機会はそうそうありません。

仕事上の人間関係は、取引先の担当者であっても、そこは表面的な付き合いに留まりがちです。「私は中身で勝負するから」と外見を疎かにしていると、墓穴を掘ることになります。

美女、イケメンであることが、その人物の能力の高さや性格の良さを表していないことなど、誰もが頭ではわかっているはずなのですが、残念ながら心理はさにあらず。

「後光効果(ハロー・エフェクト)」という言葉を聞いたことはないでしょうか。

本質以外の要素によってその人の印象が実際以上に引き立って見えることです。その要素には、容姿だけでなく肩書や社会的地位、家柄なども含まれます。

アメリカのピッツバーグ大学で行われた卒業生の初任給の調査によると、身長が185〜190センチメートルの人は、それ以下の人より1割以上高かったそうです。

また能力が同じ程度ならば、背の高いほうを採用している傾向が見られたのです。

さらに、心理学者ダイオンらの調査では、美男美女、ふつう(人並み)、それ以下の三種類の写真を見せてそれぞれの性格と能力を推測させたところ、美男美女は性格が良く、能力も高いと判断する傾向にありました。

反対に容姿が良くない人は、性格や能力も低いと判断されました。つまり重要なのは外見。

とは言え、身長や顔を変えることはできませんので、持って生まれた外見で勝負するしかありません。

だからこそ、せめて表情でカバーしましょう。とにかく笑顔を振りまくのです。笑顔に嫌悪感を抱く人はいません。

外見に自身がなくても笑顔のよい人は、それだけで印象をアップできます。

優秀な人の評価をそっくりいただく

一生懸命頑張っていても、どうしてもうまくいかないことはあります。たとえば口下手なのに営業職に配属されたというような場合。

取引先と交渉しようにも、なかなかうまくいきません。そこは弁が立つ人のほうが、スイスイと契約を取り付けてきたりします。

自分にあのトーク術さえあれば…。いや、トータルで考えれば自分のほうがよほど実力があるのに…。そんなことに悶々としても、それはないものねだりというもの。

ここは発想を変えるべきです。人にはそれぞれ長所と短所があります。自分の短所は人の長所で補えばよいのです。

人と話すのがどうしても苦手ならば取引先に行くとき、弁の立つ先輩にでもお願いしましょう。営業トークはその先輩に任せて、自分はそのあとの利だけをいただくという寸法です。

先輩もそう簡単には協力してくれないでしょうから、とにかくへりくだってお願いし、先輩をおだてましょう。

自分は営業トークが未熟だと相談したうえで、「ぜひ一度、評判の営業トークを直接見せてくれませんか」とお願いするのです。こう頼まれて悪い気を起こす人はいません。

連れて行くのは、あなたがいちばん落としたいと考えている取引先に。評判高い先輩の営業トークは、先方に強い印象を残すことでしょう。

あなたは隣に座り、適度に合いの手を入れながら、感じよく振る舞うことだけを考えていればいいのです。

契約間近になれば、あなたの出番です。「たいへん勉強になりました。次回は自分一人でチャレンジしてみます」途中までは先輩に任せ、締めは自分で。これが鉄則です。

有能な先輩はうまく使えばとても役に立ちます。「お手本」という役を与え、おだてることで、あなたのフォローをしてもらえる存在にしましょう。

そのためにも日頃から先輩に気配りして、可愛い後輩だと思われるようにしておくことが肝心です。

側近の部下を教育して評価アップ

自分の地位を上げるには上司の力をうまく利用しなければなりませんが、部下の力も必要です。部下がついてこないような人が出世できるわけがありませんからね。

しかも、手足となって働く部下を持っていれば、何かのときに役立ちます。ぜひ腹心の部下を用意しておきましょう。

でも、そんな部下をそう簡単に手中に収められない、そう思っていませんか。いえいえ、自分で作ってしまえばいいのです。

まずは人選からです。あまり優秀すぎる人はいけません。あなたがのちのち足をすくわれることになりかねないからです。

あくまで部下でいてほしいわけですから、実力はそこそこあれば十分。重要なのは忠誠心があり、いかに尽くしてくれるタイプかという点です。

ぴったりの候補者が決まったら、日頃からなにかと目にかけてやり、自分になつくように仕向けます。ここは焦らず、時間をかけて忠実な部下になるよう手なずけてください。

こうして自分の部下として育ったら、そろそろ彼の昇進です。会社のなかで立場が弱すぎる部下では、頼もしい腹心としては使えませんから、ある程度昇進させることです。

でも、自分が可愛がっている部下という理由だけで昇進させることはできませんね。周囲が納得しません。昇進させる材料が必要ですから、成果を残せる仕事を与えましょう。

それには、その部下と同期入社くらいの人物をもう一人選び、二人で仕事を競わせることです。

対抗馬は、それなりに将来を嘱望されている人がいいでしょう。その人物より成果を残せれば昇進材料としては申し分ありません。

でも、腹心の部下が成果を残せなかったら…。そこは当然、対抗馬に負けないように仕向けるのです。

まず、それぞれがほかの社員とペアを組んで仕事をする体制を作ります。ここが重要です。

そのうえで腹心の部下には、日頃の仕事の延長にあることをやらせ、対抗馬には、これまでとは方向性の違う仕事をやらせます。

将来性を嘱望されている対抗馬は新しい仕事を必死でがんばるでしょう。でも、そう簡単にはうまくいきません。なぜかというと、その仕事がペアで行うものだからです。

複数で作業をする際、仕事が促進される「社会的促進」と、仕事が抑制される「社会的抑制」という二つの現象が起こります。

社会的促進はすでに習得している単純な作業で見られる現象なのに対し、新たに学ぶ必要がある仕事や複雑な作業の場合、複数で作業を行うと社会的抑制が働くケースが多いのです。

つまりペアを組んで、これまで仕事の延長上にあることに取り組んできた腹心の部下は仕事を成功させる可能性が高くなるのですが、新たな仕事にペアで取り組む対抗馬は、ペアの存在が邪魔となり、思うような成果が出せない可能性が高いというというわけです。

腹心がの部下がよう結果を出し、逆に将来を嘱望されている部下が芳しい結果を出せなければ、腹心の部下を昇進させるには十分な材料となるわけです。

こうして御膳立てしてやれば、部下はますますあなたに忠誠を尽くしてくれるようになります。

昇進したとはいえ、実力はほどほどなのですから、今後、あなたの足元をすくうようなライバルにまでなりません。

自分の手となって思う存分に働いてもらい、自分の評価を上げてもらいましょう。

最後までお読み頂き本当にありがとうございました。

ナツキ
ナツキ
あなたの人生に素敵な勝利が訪れますように

KIYORA Group
メンタリストのための心理学 主任
桃園 ナツキ(ももぞの なつき)